【投資】maneoの7周年記念ローンファンドは一旦見送り


2015/09/20 17:37

ソーシャルレンディングの話です。maneoが7周年記念ローンファンドを募集開始しました。年利8%で運用期間8ヶ月、実質担保有りと、パッと見は好条件です。


この記事では、案件についての管理人個人的な評価を書いていきます。



7周年記念ローンファンド

ファンドはAS社案件とC社案件のバスケットですが、AS社案件に絞って管理人の考えを書いていきます。


案件の条件を簡単に書き出すと以下の通り

名称 【7周年記念ローンファンド】【事業者AS社向け】事業性資金支援ローンへの投資
貸付金利 10.0%
出資者利回り 8.0%
手数料 2.0%
運用期間 8ヶ月
募集額 8億円(さらに5億を追加募集する可能性あり)
担保 無し(ただし、SPCを通じて実質的に有り
保証 無し(ただし、SPCを通じて実質的に有り
担保評価額 担保A:13億円(第1抵当。大手不動産業者評価)
担保B:57億円(第5抵当。先順位抵当42.5億円)


良い点

  • 利回りが高い
  • 運用期間が短い

不安点

  • ほぼ無担保である

借り手とmaneoの関連性がやや複雑になっています。 簡単に言うと、「maneoの関連会社のSPC」が「不動産開発会社」に融資するお金を、maneoが募集する。 maneoが融資するのは「maneoの関連会社のSPC」ですが、最終的な借り手は「不動産開発会社」です。


さらに担保については、SPCは担保を設定するが、maneoは担保を設定しない。 ただし、SPCはmaneoの関連会社を通してコントロール下にあるので、実質的に担保有りである、という案件。


安全性

■元本保全性

パッと見は「SPCを通して担保有り」となっていて安全なように見えますが、無担保は無担保です。 この条件では大きな懸念が2つあります。

  1. maneoの関連会社への影響力が不透明
  2. 残り5億(現時点では6.5億)の借入方法が不透明


1について、「maneoの関連会社」と言えばUBI、UBI Finance、LCレンディングがあります。 LCレンディングがSPCを作るとは思えないので、今回言っている「maneoの関連会社」とはUBIかUBI Financeでしょう。 UBIはmaneoの社長が副社長を勤める会社。大きな影響力はあるでしょうけど社長にそっぽ向かれたら終わりです。


UBI Financeへの影響力は不明。 また、影響力とは関係無く、SPCが倒産すればそれまでです。やはり無担保の事実は重い。 1についてはmaneoを信じるしかありません。



2について、仮に残りの資金がmaneoで集まらなかった場合、SPCは他所から借入すると考えられます。 その時、担保に質権を設定されたら、貸し倒れ時のmaneoへの返済は当然後回しになります。 つまり、今maneoが言っている「SPCを通して担保有り」は無効になる可能性があります。


ただし、残りの5億もmaneoで全額募集できたら懸念2は無くなります。 あくまで現時点でのリスクです。


以上より、元本保全性は非常に低いと判断します。 現時点で出資するなら全損を覚悟する必要があります。


■金利

貸付金利10%はmaneoではやや高いです。 ただし、これはAS社への貸付金利であり、AS社が不動産開発業者に何%で貸しているかは不明です。 金利からリスクを予測するのは不可能です。


■運用期間

運用期間は8ヶ月。短期なので長期よりは低リスクです。


利回り

利回りは8%。maneoの案件(虎案件は除く)の中では最高値に当たります。利回りは好条件です。
手数料は2%。貸付金利(10%)を考えれば安いと思います。


まとめ

「SPCを通して担保あり」という表現をしていますが、残り5億円の借入に質権が設定されれば完全に無担保化します。 現時点で出資するなら全損を覚悟する必要があるでしょう。 現時点ではリターンに対してリスク超過であり、積極的に出資する価値はありません。


もし出資するのであれば、残り5億円もmaneoで募集し、全額埋まりそうと判断できた時点で出資した方が良いです。 後はmaneoを信頼するかどうか。無担保は無担保、関連会社かSPCにそっぽ向かれたら終わりである事を忘れずに。


管理人は一旦見送り、13億全額maneoで埋まりそうなら考えます。

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